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みつばちと日々のこと

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採蜜量が少なかった理由について

先日、今季最後の採蜜をしてきました。


今年の春は、いつもの春の採蜜量の半分も収穫できませんでした。
春でこんなに採れないなんて、こんなことは初めてです。

蜂たちのコンディションは例年通り、良かったです。
梅雨時期で雨の続く日もありましたが、それはいつものこと。
それでも、ちょっとした晴間にたっぷり集めてくるのが、春です。
花が咲いていなかった訳でもありません。ちゃんと春らしく、花どうしが挨拶するぐらい咲いていました。

でもいくつか違和感もありました。
まず、いつもは「わっ!」と咲くシロノセンダングサの勢いが、春の出だしから終始やんわりと咲いていたように感じました。
そして、蜜が溜まり始めるタイミングが遅かったです。
いつもはどんどん巣に溜まっていく時に蜜が増えていかない。この蜜入りのタイミングの異変については、先輩の養蜂家も同じことを言っていました。単なる思い過ごしではなさそうです。

もちろん、理由は他にあるのかもしれませんが、気になることがもう一つ。

沖縄県の今年のマンゴーの生産量は、例年の3割減だそうです(すべてのマンゴー農家がそうではありません)。
原因として、去年末から年明けにかけての暖冬と、曇天や雨などが合わさって日照不足と過湿になり、開花が遅れ、暑い時期に開花がずれ込んだため、結果として着果率が下がり収量減となったそうです。

こういった気候の影響は、なにもマンゴーに限ったことではなくて、野生の植物たちにも同様に及んでいると考えたほうが自然です。

植物にとって季節の移り変わりは何よりも大切です。
日の長さ、温度、降水量、はたまた季節によって現れる虫たち。どれを取っても、植物たちは、季節とともにそれらが巡ることを、あてにしています。
どれかの要素が例年と狂ったならば、その分何かを調節して今年を生き抜こうとするでしょう。
それが、例年と比べて少ない採蜜量となってあらわれたのかもしれません。



そうやって、環境の影響をもろに受けて、収穫量も味も色も変わる食べ物もなかなかありません。
それを仕事にしている僕たちもなかなかの好きものです(笑) でもこの変化が面白い。

気候、植物、昆虫。はちみつもまさに、地球の味です。
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by archae88 | 2016-07-09 13:53 | はちみつ | Comments(0)
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