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みつばちと日々のこと

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ツルヒヨドリ

今時期、あちこちで花が咲いていて目立つ

この可愛らしい植物、見たことありますか?

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ミツバチもよく訪花していて、いい蜜源植物が増えてきたな

と喜んでいる養蜂家さんもいるんじゃないでしょうか。
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これはツルヒヨドリという植物で、可愛らしい見た目と名前とはうらはら。

環境省の指定する「特定外来生物」に今年8月に指定され、
世界の侵略的外来種ワースト100にも入っています。
国レベルで、在来の生態系に甚大な被害をもたらす恐れのある
外来植物、と警戒しているわけです。

この植物は蔓(ツル)性で成長が速いことから、生育すると
そこに生えている他の植物に絡みつき、一気に樹冠を目指します。
さらに隣の木にも蔓を伸ばしぐんぐん枝分かれして、
あっという間に森ごと覆い尽くしてしまいます。
ツルヒヨドリの巨大な幕に森が覆われるイメージで、違いありません。

そういう状態が森に続くと、元々生えていた植物は
日光を十分に受けられなくなり、
雨を含んだツルヒヨドリの幕が元の木の葉を弱らせて
病気の発生を招くなどして、やがて衰弱していきます。

大体の外来種に言えることですが、
日常生活で目に見えて分かるようになってきてからでは、
防除は、もう手遅れの場合がほとんどです。

まずは、外来種を入れないことが大事で、
入ってしまったら増やさないこと。
さらにできたら駆逐すること。


でももっと大事なのは、
なにが外来種か、わかることです。


そのためにはせめて、近所で暮らしているなじみの顔を
もっと覚えてあげてもいいのではないでしょうか。

みんなが、身の回りに元々いる植物や動物の顔を
なじみの顔として覚えていたら、
見慣れない外来種を見れば、なんだこいつは?って
発見が早くなり、有効な対策もとれるようになるかもしれません。

このツルヒヨドリという外来種は、
山の森から人家の庭まで生えています。

個人でできることとして、
せめて自宅の庭や近所に生えている株を常に駆除する方法は
有効ではないでしょうか。
ただ注意が必要なのは、このツルヒヨドリはとても強い植物で、
切った枝からも再生することがあります。
切ってそのまま打ち捨てていたら余計増えていた、
なんてことになりかねません。
引っこ抜いた根っこはもちろん、刈り取った枝もゴミ袋に入れて
焼却処分にしたほうが賢明です。

近所の株の花を観察していると、ミツバチが訪花しました。
蜜源植物が増えてよかった、なんてとても喜んではいられません。

世界自然遺産に指定されつつある島に住むものとして、
また養蜂家さんなら、なおさらそうあってほしいものです。



ツルヒヨドリの外来生物としての特徴をまとめたものを
環境省が作成しています→



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写真がよくないですが、住宅街での繁殖例です。(沖縄市/駐車場一角)
ギンネムの上を、今年で一気に覆うように増えました。



※花や葉の形状など、見分けがつきやすいよう、
写真も一緒に、後ほど追記します。
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by archae88 | 2016-12-12 23:49 | 自然物 | Comments(0)
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