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みつばちと日々のこと

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カテゴリ:みつばち( 30 )

みつばちで花粉交配

世界で作られている人間の全食糧のうち、その35%はみつばちを主体とした花粉媒介動物の授粉によって生産されている、という報告があります。
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◆おいしいマンゴーの生産にもみつばちの授粉が一役かっています



果物や野菜などの農産物は、農産物である以前に植物なので、人が食べる部分がいわゆる『実』である場合、その元となる花の受粉が欠かせません。

それを、膨大な人数が食べる分だけ受粉させるとなると、人の手でやっていたのでは到底追いつかないため、みつばちの<花を訪れ蜜や花粉を集める生態>を利用してみつばちに授粉してもらいます。

実際には、目当ての作物が栽培されているビニールハウスの中にみつばちをコロニー(巣箱)ごと引っ越しさせて、花が咲いている期間中、ハウスの中で生活させます。
ハウスの中にはその作物の花しか栄養源がないので、みつばちは花を訪れることを余儀なくされます。

ビニールで外界と隔絶されている以上、ハウスの中は非自然的な環境であることに変わりはありません。
ハウス内に導入されてしばらくは、みつばちたちは右往左往して自らのおかれた状況の把握に努めます。

立体的な空間の広さに制限があって、閉鎖された風が途切れた世界に戸惑うのでしょう。ビニールの隙間にひっかかたり、困惑したように一箇所に執着する個体も出てきます。

単一の花粉に依存するのもみつばちの健康上本当はよくありません。花によって栄養条件が違っていて、メインはあれど色々な花を訪れることでみつばちたちは元気に生きています。
授粉期間中の一時期だから、なんとかコロニーを維持していますが、これが数か月も続くようであれば、そのコロニーは滅びてしまいます。

そういった様々な障害によって、みつばちのハウス内授粉の裏では、実はかなりの数のみつばちが命を落としています。

それでも、このみつばちの力を借りたいのです。

何千万年もそうしてきたハナバチ類の仕事は、人のそれに比べると迅速かつ的確、丁寧かつ自然の業です。

だから、力を借りる、飼育する側としては、みつばちができるだけ元気に、また最大限能力を発揮できるようにフォローしないといけません。

過酷な状況に耐えうる強いコロニーを選別し、導入前にたっぷり花粉を溜めた板を持たせ、必要とあれば砂糖水を非常食として与えます。高温になりがちなハウス内での巣箱への日よけの設置も必要です。

また、お借り頂く農家の方にも、留意して頂くことはあります。
みつばちの訪花活動は、25℃ぐらいが最も活発で、ハウス内の温度が30℃以上になると授粉効率が悪くなります。
そこで、できるだけハウス内を換気し、気温上昇の抑制に協力して頂くことがあります。

作物に農薬を使う場合にも、薬が有効期間中はみつばちをハウス外に出していただくことと、なるべくみつばちに害の少ない農薬の使用を検討して頂くなど、お願いさせて頂くことがあります。
授粉効率の悪化は奇形果になることにもつながりますし、みつばちの減少は受粉率の低下に直結しますので、農家の方にとっても虫(無視)できないものです。

そうしてこうして、花が咲き終わる頃には授粉が完了しているわけです。

みつばちは、自らの巣の食糧確保のために花から花へ蜜や花粉を求めて移動しているにすぎないのですが、花粉もみつばちの体にくっついて移動するので、それが結果的に作物の授粉になっています。
約千数百~数千匹(※1)というみつばちが毎日ひっきりなしに次から次へと花を訪れるから、膨大な数の花の授粉も可能なわけです。

その恩恵を身近で感じられるものにイチゴがあります。
クリスマスケーキでおいちく食べたイチゴは、みつばちの授粉なしでは食卓に上がることはほぼ無いと言われています。
ほかにも、メロンやスイカ、アーモンドなど様々な農産物の生産も、みつばちの授粉なしでは安定供給は望めないようです。
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◆みつばちの花粉交配の勉強のために訪れた本土のイチゴ狩りハウス。みつばちたちの働きでりっぱなイチゴが沢山なっていました



意外なところでは、牛肉やチーズなどの乳製品も同じといわれています。世界に供給されるほどの数の牛たちを育てるには、毎日大量の飼料が必要です。その飼料となる草本などの授粉をみつばちが行っているというのです。

沖縄では、マンゴー、カボチャ、スイカなどの授粉にみつばちが使われています。
時期になると、これらの農産物が地域のファーマーズマーケットを賑わしているのはみつばちの仕業がほとんどです。

養蜂業といえば、『はちみつ、みつろう、ローヤルゼリー、プロポリス』が注目されがちですが、実は生産額は『花粉交配による野菜や果物などの生産物』がメイン(※2)です。

沖縄も例外ではなくて、温暖な気候が年間を通してみつばちの繁殖に適していることなどから、むしろ花粉交配用のみつばちの生産に関して言えば、日本一注目されている場所といっていいくらいです。

身の回りの先輩養蜂家たちも、本土に向けてはちみつではなくみつばちそのものを販売・出荷されて生計を立てている方が多いです。

こうした花粉交配用のみつばちは、使用者である施設園芸農家様に向けて飼育管理マニュアルも作られていて、インターネットから自由にダウンロードできるようになっています。

マニュアルには、ハウス内でみつばちを飼う際の詳しい方法が書かれていますが、『ハウスで利用する場合の留意事項』の章の最後、『利用期間の終了後、みつばちが残っている残っていないにかかわらず、伝染病の感染源になるのを防ぐ目的で、必ず焼却処分します』と書かれています。

花粉交配用に購入したみつばちはほったらかしにして、不衛生になったりするなどして伝染病の発生源にならないよう、授粉させた後は巣ごと燃やして殺処分しましょう、ということです。
厳しい処遇ですが、下手に放置して伝染病を広げてしまって、地域レベル、県レベルで養蜂場ごとみつばちを焼却処分する事態になるよりはまし、というわけです。
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◆年に一回の伝染病検査。市の職員と家畜保健所の職員が検査しに来ます



でも、必死に生きようとしたみつばちを、用が済んだら燃やしていなかったことにするというのは、想像するとちょっと切ないです。

焼却処分しなかったとしてもハウス外に放置し続けていれば、やがてみつばちたちは近隣の林に逃去し野生化するでしょう。そうなると、伝染病蔓延の恐れはもちろん、その地域の在来生態系にとっても悪影響となりかねません。

何より、せっかく良い虫のみつばちたちがもったいないです。殺さずに済むのならそれにこしたことはありません。

花粉交配用みつばちの販売事業において利益を第一に考えた場合、みつばちをとにかくどんどん増やしてじゃんじゃん販売したほうがいいことはわかります。
言い方が悪いのでみつばちに知れたら刺されそうですが、再利用するのは利率が低いのでどんどん消費(死)してもらって売る方にシフトしているわけです。

でも、みつばちがなるべく死なないように管理し、なんとか生き延びたコロニーはちゃんとケアすればまた働いてもらえるぐらい元気になりますし、さらには分家してコロニーの数も増えます。
長い目で見た場合、結果的にこちらのほうがより『みつばちに長くしっかりと働いてもらえる方法』のような気がします。
これも刺されそうです。明日の内検で刺されそうですね。

それに、県外にみつばちを出荷する場合、みつばちに抗生剤を投与することが義務付けられています。先に述べました伝染病予防の観点からです。
僕たちのみつばちには、これまでもこれからも農薬や抗生剤などを使わずに育てていくので、そういう部分でもなじまないやり方です。
そういう部分について書いています。よろしければご覧になってください→◆無農薬のはちみつ

だから、みつばちを売りっぱなしにするのではなくて、貸し出しという形でこのみつばちの力を借りることにしました。
それを、手の届く範囲の沖縄県内に限定して行っていきます。使い捨て、使い殺しではなくて、みつばちの力を活かしてやりたいです。

刺されたら痛いし、怒らせたら大変だし、かなり恐くてあまり可愛いとは思わないけど、いつまでも見ていてあきのこないこの素敵な虫には、色々なことに気づかせてくれた恩があります。


冒頭でも触れましたが、世界で作られる人間の食糧のうちの約1/3をみつばちたちが作っているそうです。

でも、世界で作られる人間の食糧のうち、約1/3は食べられずに捨てられている、という報告もあります。

せっかく、虫たちに働いてもらったのに、働いてもらったあとには泣く泣く?焼き払って処分したのに。
人間は、作ってもらった食べ物を食べもせずに全部捨てているなんて。
これが本当なら、いよいよ浮かばれませんね。

みつばちの恩恵に、僕は素直に「ありがとう」と思えないのは、自分を含め身の回りの『無駄』をひしひしと感じているから、なんだか後ろめたいからかもしれません。
がんばっているみつばちを見ると、ありがとうより「ごめんなー」と言いたくなります。

それにしても虫の能力ってすごいですね。


※1
外勤蜂(外に出かけて蜜や花粉を集めてくる役目のハチ)の割合は、巣箱の中にいる総個体数の15~30%といわれている。アルカエの貸出し巣箱の最小単位は約八千匹(約二千匹の巣板×4)なので、1200~2400個体ぐらいの外勤蜂が授粉を行うことになる。

※2
みつばちの生産額(みつばちが直接・間接的に生産したものの金額)約3500億円のうち、70~175億円ぐらいがはちみつ、ローヤルゼリー、プロポリスなど、その他3325億円以上が花粉交配による野菜や果物などの生産物、といわれている。




アルカエのみつばちの貸出しに興味がおありの方は、よろしければこちらの記事もどうぞ→◆花粉交配用みつばちの貸し出しの予約を承ります




参考文献
■奥村隆史、木村澄、渡部和夫、1992、セイヨウミツバチの飼育群における外勤蜂の群全体に占める割合 および群の移動と外勤蜂の個体数の減少、日本応用動物昆虫学会大会講演要旨(36).
■Jeroen P. van der Sluijs, Noa Simon-Delso, Dave Goulson, Lura Maxim, Jean-Marc Bonmatin, Luc P. Belzunces、2013、ネオニコチノイド系農薬 ハチの異変 花粉媒介者サービスの持続性.
■一般社団法人農協協会、2014、農業協同組合新聞【電子版】農薬の使用規制でミツバチは救われるのか http://www.jacom.or.jp/nouyaku/news/2014/03/140320-23709.php.
■国際連合食糧農業機関、2011、世界の食料ロスと食料廃棄 その規模、原因および防止策、社団法人国際農林業協働協会.
■農林水産省、2013、食品ロス削減に向けて 「もったいない」を取り戻そう!.
■養蜂レポート、2011、ミツバチ「世界の問題」になる http://youhou1.sakura.ne.jp/ecology-6unep-yhr.html.
■2009、ハチが死にゆく理由 Why are they dying? http://www.ni-japan.com/link/bee/NIJ113bee.htm、ニュー・インターナショナリスト・ジャパン.
■飛川 光治、2015、蜜だけでないミツバチのはなし、岡山県農林水産総合センター.
■2015、90億人の食 希望のミツバチ  http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/15/041900003/042000004/、ナショナルジオグラフィック日本版.
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by archae88 | 2016-01-09 00:47 | みつばち | Comments(0)

花粉交配用みつばちの貸し出しの予約を承ります

来年2月頃に開花するマンゴーの授紛を請け負うみつばちの貸し出しの予約受け付けを開始致します。
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◆マンゴーの花を訪れるみつばちと出来始めの実。
みつばちが花々を訪れ、花の上で動き回ることで、その体に付いた花粉もおしべとめしべ間を移動し、結実に必要な受粉が行われます。小さな花ですが、やがて真ん中に見えるめしべの子房が緑色にぷくっと膨らんできます。これがマンゴーの実の始まりです。




沖縄本島でマンゴーを育てていらっしゃる方で、果実の収穫に向けた花の受粉にアルカエのみつばちを使ってみたいという方は是非ご連絡を下さい。
お電話、メールどちらからでも結構です。
みつばちの導入から返却までの流れや料金のことなど、詳しいご説明をさせて頂きます。

料金は日額で設定しておりますので、開花の状況に合わせてご利用頂けるとともに、みつばちを購入するより経済的に花粉交配が行えることと思います。

今回は中部地区の方を想定しておりますが、北・南部の方もお気軽にご相談下さい。数に限りはございますが、可能な限り対応させていただきたいと思います。

蜂たちと一緒に、大事な収穫のお手伝いができるよう頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

ご予約、お問い合わせはこちらからお願い致します。

phone:090-9783-6862(名嘉)
mail:archaehoney@gmail.com 


花粉交配についてはこちらの記事をご覧ください↓

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by archae88 | 2015-12-27 04:14 | みつばち | Comments(0)

じゅんさん

今年の冬の終わり、とあるウチナーンチュに出会いました。


2月、沖縄本島中部のうるま市。
プロのマンゴー農家でもある養蜂家の先輩に紹介して頂き、その方と初めて対面しました。

僕が先輩に、『マンゴーの花粉交配(※)に挑戦してみたいので中部地区でマンゴーを栽培している農家さんを紹介してくれませんか?』
と頼み込んだのがきっかけでした。



この方、じゅんさんといいます。

マンゴー以外にも、素人の僕からすれば見たことも聞いたこともないような果樹や野菜も育てています。
何だかよくわからない植物たちだけと、なんだろう、みんな良く生えてる!



植物のさわり方が違うなと、最初に思いました。荒いように見えてそうじゃなく、ママがベイビーを抱き寄せるように丁度良い。
生きた植物をずっと相手にしてきたんだろうなって、思いました。

実際、何十もの植物を育てているこの道の玄人なんですが、話をしていくうちに、タダ者ではない、むしろ植物に対して少し変態であることがわかってきました(笑)。

果樹や野菜、というより植物のことを、この人は信じています。
人よりも多く、太陽を仰いで月の下を歩き、土を嗅ぎ水を撫でているうちに期待と妄想が育ちすぎたのか?
しかし、手をかけた分だけ生き物が期待に応えることを知ってしまっている。

生きものは、こちらが見た分だけ見ごたえが出てきます。
生きもの飼育が好きな僕もよく思うことです。

手をかけて管理し、その生きものにとって少しでもベストな状態に近づけることで、本来の美しさや持ち味を発揮します。

熱帯魚なども、手をかけた分だけ良い発色をし、ひれは元気にピンとなり、魚もまんざらでもなさそうに水の中からこっちを見ます。
そんな経験あるのではないでしょうか?

肉食性の昆虫も、ちゃんと飼育していると、与えた獲物にがしっとしがみつき、くりっとしたお目目のまま食べつくしたかと思えば、ひっそり「ウフフ…」って感じで物陰で休んでいます。
もちろんその種に合った『手のかけ方』が必要で、環境だけベストにキープし、観察はできるだけしない方がいいのが良い手のかけ方なやつもいます。

植物なんて、反応が動物よりは遅い分、よりはっきりと『応え』が出るのではないでしょうか。
僕なんかがうかがい知れるのはここまでですが、この人はその先を見ているに違いない。
こんな人が作るものは、それはきっと美味しいだろう。

じゅんさんは無農薬でマンゴーを育てていました。肥料も、拾ってきた落ち葉をまく程度だそうです…。
「農薬は使わんでもなるよ?屋根だけで育ててたこともあるよ。肥料もいらない。」
じゅんさんは平然と言いますが、どの発言もインパクト大でした。
それだけ、僕はマンゴーのことを誤解していたみたいです。

でも、肝心なのは、無農薬とか肥料を使わないとかそういったことではなくて。

じゅんさんは、なんともグッとくる考えを持っていました。


じゅんさんのすごいところに、というか、僕が常々尊敬できる人間とは、「素直な人」です。
いいものはいい。悪いことをしたと思うならごめんなさい。それがほしけりゃそれください。ありがとう。
本当は歳も体裁も関係ないはずです。

型にはまらず、良いと思うところは取り入れる。
味も体にも、良いものを作ることに関して、じゅんさんは素直だなーと、感じます。

いらないものは使わない、ただし、沖縄でこういった植物を栽培する時点でもう自然ではない、だから必要な管理は人間がきちんとして、その種に出せる本来のちからを引き出す。

野生状態と近代農業の技術の融合を、じゅんさんは楽しみながら実践しているようです。


ところで、マンゴーは、その実の赤を深くさせるために実を紐で枝ごと吊り上げて陽に当てるのが常套ですが、じゅんさんはかつてはそれさえもやっていなかったそうです。

以前、森の中にある農園を管理していた頃に育てていたという、吊っていないマンゴーの写真を見せてくれたことがあります。

マンゴーは手のかかる果樹だと聞きました。味と同じくらい、もしかしたら味よりも厳しく見た目が大事だからです。
だから、ハウス栽培が基本であり、吊り上げるし、見た目を損ねる害虫を大量の農薬で徹底的に叩きます。

無農薬で、マンゴーの栽培ってできるんですね?
吊らなくても、こんなに立派な実を付けるんだ。

写真を手に「マンゴーは木の実だった…」と当たり前のことに密かに驚き、妙に感心しながら緑の宙に浮かんでいる惑星のようなマンゴーたちに見とれました。

その美しさと、見慣れない光景、だけどそれがしっくりとくるある種の異様さに、唸ったことをよく覚えています。



そんなじゅんさんのマンゴーの花粉交配を、アルカエの蜜蜂たちが任されました。

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マンゴーの花


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緑の粒が、マンゴーの実のはじまり



ミツバチたちも、とっても頑張っていましたよ。

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無農薬のマンゴーで花粉交配をやらせていただけたことは本当に幸運でした。
蜂たちが少しでも死なずに働けるほうがいいですもんね。今後、無農薬農家さん限定かな?




そして、この度、そのマンゴーたちが食べ頃を迎えましたよーーーー!!

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ある時、じゅんさんが

「たけるー、結局最後は人の愛情がつくるんじゃないか~」

と言っていました。

だはず。

だからこんな味なんだはず。ほんとに美味しいんですよこのマンゴー。

ぜひ、食べてほしい。

じゅんさんと会えたご縁に感謝。これからが楽しみです。








マンゴーも植物なので、あの、美味しい立派な実をつけるためには、その元になる花の授粉『花粉交配』が必要になる。
近代農業においては通常、人の手ではなく、虫の手(脚)で行われる。人の手ではあまる膨大な花の数も、ひっきりなしに花に訪れる習性を持つミツバチが何千匹もいれば、すばやく確実に、しかもむらなく授粉が行われる。
この習性を利用し、養蜂家がマンゴー、イチゴ、カボチャ農家などに花粉交配用のミツバチを販売、貸し出しを行う商いがある。

◆アルカエは、この販売ミツバチの末路を重く受け止め、沖縄島内で貸出のみを行っています。

ちなみに、マンゴーでは、ハエによる花粉交配もまだ行われています。しかし、安定した着果率や衛生面のイメージ、管理面のコスパなどから、ミツバチによる受粉が浸透してきています。冬の間、マンゴーハウスの近辺がくさくなるのはそのためです。
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by archae88 | 2015-07-18 12:38 | みつばち | Comments(0)

採蜜体験 浮島ガーデンさま

昨日、いつもはちみつを置かせて頂いている

浮島ガーデンのオーナーご夫妻が取材を兼ねて

採蜜体験に来てくださいました!

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販売してくださる方が、こうして実際に現場に来て見てくださるなんて、

とてもありがたく嬉しい限りです。

オーナー様はいつもこのように生産者の元へ直接訪ねて

取材を重ねられています。

色んな生産者の方のお話も聞くことができて、

私たちもとても勉強になりました。

またみなさまの琴線に触れるようなはちみつがお届けできるように、

がんばりたいと思います。

朝早くから遠い所、本当にありがとうございました!

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浮島ガーデン様 HP →
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by archae88 | 2015-06-22 23:30 | みつばち | Comments(0)

セイヨウミツバチと生態系への悪影響

少し前になりますが、6月にカフェ「グクルの森」で、養蜂の話をしてきました。

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会場の様子(頭にタオルを巻いているのが僕です)


僕は、沖縄島で動物の貴重種などを調査する、環境調査の仕事をしています。その傍らで、大好きな虫の知識を活かし自然保護につながることはないかと模索している中で、蜜蜂を飼い始め4年目になります。

養蜂家ってそもそも何だ?から始まり、沖縄の養蜂業界の内情や養蜂に使われている蜜蜂の種類、セイヨウミツバチは外来種であること、養蜂が及ぼす沖縄の生態系への悪影響まで、虫屋(※1)的養蜂の楽しみ方を交えつつ、僭越ながら話をさせていただきました。

グクルの森では「虫屋カフェ」という企画があり、何らかの虫に詳しい専門家がカフェマスター(講演者)となって話題を提供し、聞き手と質疑応答を交わしながら話を進め、しっぽりと虫の話を愉しむという素敵な会が催されています。皆、ひっそりと熱く机を囲んでいます(笑)

聞き手としては以前から参加させていただいていたのですが、演者としては初めての挑戦でした。聞き手の皆さんの多くは虫屋さんなので、よくある「ミツバチの不思議」みたいな話はやめようと臨んだ結果、先の様な話題となりました。

特に、養蜂業が及ぼす沖縄の在来生態系への悪影響については、生物多様性保護派の僕にとって自分の首をしめるような話題ではありますが、なにやら益虫のイメージばかりが先行しているように思えるセイヨウミツバチ(以下ミツバチ)のことを話すうえで、是非とも触れておきたいミツバチの「個性」でした。




昆虫調査などでフィールドに出ると、野生化したミツバチをたまに見かけます。また、他の生物屋さんから野生化したミツバチの観察話も聞きます。
外来種であるミツバチは、沖縄の他の在来の蜂に比べて1巣あたりの個体数が圧倒的に多く(大体5000~30000匹)、野生化したミツバチの巣は異様な迫力を放っています。他の生き物を寄せ付けない、ひとつの国のような印象を受けます(実際にはいろんな生き物が紛れ込むことがあって、ちょっと面白いのだが!)。
子供の頃からフィールドで馴染みのあるアシナガバチ類やハキリバチ類の巣からすると、やっぱり不自然な感じです。でも、そういった超大家族から成る社会性のある生活様式こそミツバチたちの長所で、長い進化の歴史の中で獲得した「個性」です。ミツバチたちは、故郷とははるか遠い土地で、精一杯生きているだけ。
養蜂を始めてみて実感したことは、養蜂・ミツバチは、人の管理の次第では、よく知られているような人にとっての良い事だけではなくて、自然にとってひいては人にとって「悪い影響」もあるということです。このことについて、実際に養蜂をしている側だからこそできる、改善に向けての活動があると思っています。まずは、一般の方にも知ってもらいたい、と思いどうしてもお話したかった次第です。
そして、虫屋的意見を伺いたいとも思いました。


沖縄には、生物の長い進化の歴史の中で、沖縄本島のやんばるやその周辺の島々で独自の進化を遂げ、地球上でここにしか見られない動植物がいます(固有種)。その中には、森の中の大木などにできた樹洞(木に開いた穴のこと。うろとも言う)の中で繁殖したり休息したりする種がいます。例えば、ノグチゲラ、リュウキュウコノハズク、ケナガネズミ、ヤンバルテナガコガネなどがそうです。


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やんばるのとあるイタジイの大木



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それにできた樹洞の内部


キツツキの仲間であるノグチゲラは、嘴で木をつついて穴を開け、その中で子育てをします。子育てに使った巣は、子が巣立った後、ずっと空き家のままで朽ちていくのではなく、ケナガネズミが住みついたり、フクロウ類が巣作りを始めたり、翌年再びノグチゲラが使ったりして再利用されることが知られています。ノグチゲラは、やんばる森の中で、他の生き物の住処である樹洞を提供してくれる重要な役割を果たしています(※2)。

そのノグチゲラの古巣(子育て後の巣)に、養蜂場から逃げ出したミツバチが入り込み、巣を造った事例が知られています。もともと閉鎖空間に巣を造る性質のあるミツバチからすれば、野外に逃げ出した場合、樹洞はこの上ない快適物件でしょう。ミツバチは一旦新居を構えるとどんどん巣を増築し、中や入口を蜂がびっしりと覆うまで増殖します。実際、この報告でも多数のミツバチが穴から溢れ出している画像がありました。こうなってしまうと、もう他の動物は樹洞の中に入ってこれません。しかも、ミツバチはそのまま冬を越して数年間居つくこともありますから、その間、他の動物はこの樹洞を利用できないことになります。

そもそも、ノグチゲラという鳥自体、個体数が400羽程度と少ない絶滅危惧種の鳥です。巣造りに使用される木も、胸高直径が30㎝以上のものが多く、そのような木は林齢が40年以上の古い森に多くあります。自然と樹洞ができるほど生育した木は、広いやんばるの森とはいえどもさらに希少です。
何万年という長い年月をかけて営まれてきた沖縄の野生の生き物たちの関係に、わずか数十年の新参者のミツバチが割り込んで阻害しているのです。

ミツバチが樹洞に巣を造る事はやんばるに限ったことではなく、中南部や離島でも確認されています(最近の確認は末吉公園)。市街地の端っこで、残された林で細々と生きているフクロウ類などからすれば、脅威的なことかもしれません。ただしアオバズクでは人工構造物で営巣する個体もいます。

それと、沖縄にはミツバチの野生化を抑制しうる、目立った天敵がいないことも危険な要素の一つです。
本土で、ミツバチ(在来種ニホンミツバチ除く)が野生化できない大きな理由の一つに、天敵オオスズメバチの存在があげられます。オオスズメバチは、集団でミツバチの巣を襲い、巣を全滅させることが知られています。沖縄にはオオスズメバチがいません。コガタスズメバチという種はいますが、僕の蜂場で観察しているかぎり、ミツバチを襲いはするものの、巣を全滅させるほどの襲撃はできない様子です。むしろ何匹かは返り討ちにあって死んでいます(近年セイヨウミツバチも蜂球を作ってスズメバチを殺すことが分かっています。ただしこちらは熱殺ではなく窒息殺)。


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ミツバチの巣の入り口付近に転がっているコガタスズメバチの死体


沖縄といくつか共通点のある小笠原諸島(固有種が多い、もともとミツバチがいない、天敵オオスズメバチがいないなど)の例でみると、在来生態系に対して次のような問題が現実に起こっているようです。

●外来(島外から持ち込まれた)のミツバチと、在来(もともと小笠原諸島にいる)のハナバチ類(ミツバチのように花を訪れる蜂)が花をめぐって競合している。

●競合している在来ハナバチ類を、同じく島外より持ち込まれて野生化したグリーンアノール(別名:アメリカカメレオン。トカゲの一種)が追い打ちをかけるようにどんどん食べている。ミツバチより、在来ハナバチ類を選んで食べている。食べつくされてほとんどいなくなった島もある(グリーンアノールが持ち込まれる以前は在来ハナバチ類とミツバチは互いの花の好みの違いからかろうじて共存できていた可能性もある)。

●在来ハナバチ類と比較してミツバチは、集団で暮らし効率重視で花蜜や花粉を集めるため、多く訪れる花とほとんど訪れない花がある。また、花粉の運び方にも偏りがあり、行動圏が広いことも特徴である。そのため、在来ハナバチ類がグリーンアノールに駆逐されて、ミツバチによる送粉(植物間への授粉)が主になってしまっている島では、在来植物の繁殖(授粉)の成功率の低下とともに、固有種同士の雑種も発見されているなど、在来植物の繁殖に様々な悪影響を及ぼしている。今後、在来植物の減衰や、ミツバチに合わせた花の形態変化などが起きてくることが示唆されている。

●とはいえ、在来ハナバチ類(在来送粉者)がいなくなってしまった島では送粉をミツバチに頼ることになり、いきなりミツバチを排除する、ではすまなくなってきている。

●オオスズメバチがいないので、一部の島でミツバチの野生化が確認されている。


など。
小笠原諸島は海洋島(大陸と陸続きになったことがない島)なので、沖縄とは必ずしも比較できない部分もあるかもしれませんが、ミツバチのように集団で暮らすハナバチ類がもともといなかったという点では同じです。
ただし、在来植物への影響は、沖縄はシロノセンダングサやシロツメグサ(クローバー)、アメリカハマグルマなど、蜜源となる外来植物の宝庫ですから、ある程度相殺されているような気がします(ちなみに県花であるデイゴもマレー半島やインド原産の外来植物です)。むしろ、植物間でニッチ(生態的なポジション)を巡って競合が起こり、在来植物が減衰することの方が想像しやすいです。



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沖縄の代表的外来植物、シロノセンダングサ(タチアワユキセンダングサやサシグサなど呼び名は色々)


いずれにしても、ミツバチのように「飼育ケース(巣箱)と野外を自由に行き来する」「集団で花に訪れる」「よく逃げ出す」「野外では主に樹洞に営巣する」というとても個性的な習性をもつ昆虫を飼育している場合、地域の環境や生物相をもっと意識しないと危ないのでは?と強く思いました。つまり、養蜂をしている(またはしようとしている)その地域の自然環境の特色はなんなのか?、そこで暮らしている野生生物の特徴はなにか?、それらはお互いにどんな結びつきをしているのか?、そこでミツバチを放った場合どんな影響が予想されるのか?、飼ってて大丈夫なのか、飼うならどう飼うべきか。ミツバチという昆虫を飼うということ。柵で囲って飼う家畜とは意味が違うこと。責任と、ある程度危機感を持って臨んだ方がいい思いました。特に、やんばるに生息する固有種たちは樹洞を利用するものも少なくありません。小笠原諸島とは違った危険性をはらんでいる可能性があります(ちなみに、沖縄にもグリーンアノールは侵入しています。那覇空港の付近など、一部地域で野生化しています)。

自分を含めてのことなんですが、養蜂家は分蜂(巣別れのこと。そのまま逃げられることが多い)させてしまうことについて、緊張感が足りないように思います。分蜂させてしまって「やっちゃった~」と思ったとしても、それは蜂に逃げられてしまって財産損失もったいないの「やっちゃった~」のほうが多かったのではないでしょうか。


僕たちだって分蜂させてしまったことは何度かあります。こうしたら分蜂しないのでは、と試行錯誤しながら実践しつつも、分蜂させてしまった群がいくつかあります。分蜂した蜂の塊を見つける度に(大体は元いた巣箱の近くの木の枝などに一旦留まっていたりする)なんとか回収してきましたが、分蜂したことにも気づかず、回収できなかった群もあると思います。こういったことは、養蜂家として完全に「ミス」だと認識した方がいいと思いました。実際、分蜂は管理不足も大きな要因です。今後、分蜂させない技術も確立させないといけません。

やんばるに巣箱を設置する時は、分蜂させないように特に慎重に配置します。配置する群数は、こまめに管理ができる範囲の5群以下とし、設置期間も期限を決めて短期間だけ設置しています。2・3日にいっぺんは様子を見に行きますので、中部とやんばるを行ったり来たりで大変です。

そんなことも、小規模でこぢんまりと養蜂している者だからできることかも知れません。僕たちのスタイルの養蜂ではお金にならない、と早い段階であきらめ、養蜂の価値を「自然に興味を持つきっかけ」として見出した甘ちゃん養蜂家だからかもしれません。でも、だからこそやるべきこともあります。利益目線だけではなく、昆虫目線で養蜂やみつばちを見てしまう僕は、そこで見て感じたことを人に伝えるために養蜂をしたのだと思います。

セイヨウミツバチは、「世界の至る所で外来種であること」、「植物への授粉は人間の作物に対しては大きく貢献しているけど、本来、在来植物に対しては在来動物で足りていること」、「基本的に外来種は、在来生態系への良い影響は無いこと」など、養蜂家はもちろんのこと、ミツバチに対しての一般の方のイメージも、益虫としての良い所だけでなく外来種としての悪い所もひっくるめて深まればいいなと思います。

現在、沖縄を周辺の島々とともに世界遺産に登録しようという動きがあります。固有の動植物が多く生息し豊かな自然環境が残されている、と認識されているからです。登録されるされないにかかわらず、地球の長い歴史の生き証人たちが目立って残されている沖縄は、自分と他の生き物の関係を考えるうえでも価値の高いかけがえのないものだと思います。
周りの人に、「これはすごい、大事だ」と言われる前に、住んでいる現地人がその価値に気づけたら素敵です。
また、内地と比較して一年中あたたかい沖縄では、ミツバチを増やすうえで好都合な場所です。増やしたミツバチを、イチゴなどのハウス栽培の作物の授粉に役立てるため、巣箱ごと内地に出荷する事業が沖縄では盛んです。沖縄県もこれを推進すべく動いています。事業の拡大に伴ってミツバチが今後増えていくことを考えると、ますます養蜂家の責任は重いものです。
商売のためだけにみつばちを飼う養蜂は、今日の時代になじまないと思います。セイヨウミツバチが増えすぎた結果こうなってしまった、というモデル島にならないために。
僕たち県内養蜂家の意識改革は必要不可欠だと思います。



虫屋カフェが終わって、聞き手だったある虫屋さんが一言「結局、養蜂家が悪い」とこぼしたそうです。全く、真摯な意見です。少なくともミツバチは悪くない。この一言を、胸に留めておこうと思います。

最後に、話す機会を与えてくださったカフェグクルの森の石堂民栄さん、沖縄昆虫同好会の宮城秋乃さん、そして話を聞きに来ていただいた方々、本当にありがとうございました。




※1 虫屋
虫を捕まえたり、観察したり、飼育したり、食べたり、虫のことを何か調べたり書いたりするのが大好きで、日々虫の事が気になってしょうがない哀れで幸せな人のことを虫屋という。特に蝶々が好きなら「チョウ屋」、カミキリムシが好きなら「カミキリ屋」などと細分して指すこともある。ちなみに僕は「サシガメ屋」。

※2 樹洞のできかた、ノグチゲラ
樹洞ができるプロセスとして、ほかに沖縄らしいのが、台風によるきっかけが知られている。台風で木の枝が折れ、そこから腐食が進んで樹洞になる、といったもの。台風による適度な「かちゃー」は森にも海にも良いということか。また、木自体が生育の過程で樹洞を形成していくこともある。自然に樹洞ができやすい樹種もあるのだろうし、病気によってできることもあるだろう。
ノグチゲラは、種の保存法で国内希少野生動植物に、文化財保護法で国の特別天然記念物に指定されている。また、生息地の一つである東村では保護条例も制定されている。個体数は、推定わずか400羽程度(1990年代調査)と少ない。沖縄県の県鳥。 



参考文献
「外来種セイヨウミツバチによるノグチゲラの古巣利用」小高信彦、森林総合研究所九州支所年報22:24、2010年 
「小笠原における侵略的外来種の生態系影響とその順応的管理にむけて」大河内勇、国際環境研究協会 地球環境Vol.14 №1 3-8pp、2009年
「小笠原諸島における送粉系撹乱の現状とその管理戦略」安部哲人、国際環境研究協会 地球環境Vol.14 №1 47-55pp、2009年
「ノグチゲラ~やんばるの森に暮らすキツツキ~」環境省やんばる野生生物保護センター制作・小高信彦監修、2007年
「環境破壊によるセイヨウミツバチの繁殖」平野祐己
「小笠原養蜂の歴史~小笠原エコツーリズムリゾート」URL:http://take-na.com/apiculture/index.html
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by archae88 | 2014-10-12 01:30 | みつばち | Comments(2)

はちみつの木

先日。私の今までで一番すきなイルミネーションを見つけました。

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娘はこれを、「はちみつの木」と言っています。

このイルミネーションは光が動いていて、

雫が落ちているように見えるんですね。

「はちみつの木から、はちみつがたくさん落ちてきて、

パパとママが箱もってきて、たくさんはちみつが採れてよろこんでる」

のだそうです。笑。

こどもの想像力はすてきです。







今、冬のはちみつの準備、しています。

あとは、気候に恵まれ、花が虫を呼んで、

ミツバチたちががんばってくれるのを私たちは支えるだけなのですが。。

寒そうに身を寄せ合って、がんばってくれています。

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蜜蓋もかかってきています。

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冬のはちみつは、樹木からの蜜です。

お届けできるかどうか、まだ分かりませんが…

お届けできそうになったら、またお伝えします。

どうか、娘の描いた想像のようになりますように。
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by archae88 | 2013-12-03 17:45 | みつばち | Comments(0)

秋の報告…

悩んでますね…

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困ってますね…

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この方は悩んでますが、ミツバチたちは元気です。

いつも、ハチたちのことを想ってくださるみなさま、ありがとうございます。

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書きかけでまたまたアップが遅れ、秋はもう終わったの・・かな・・

秋の報告です…




困ったことのひとつは、スズメバチでした。(今もまだ来ます・・)

1時間くらいで、こんなに来ます。

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彼らは肉食なので、ミツバチの巣の入り口までやってきて、

一匹一匹連れ去ります。空中キャッチもします。

ミツバチたちは怖がって外に出なくなり、

蜜や花粉を集める量が減ってしまう…

ミツバチたちも、何度も襲来するスズメバチと懸命に闘っていました。

巣の下にはたくさんのミツバチの死骸がありました。

スズメバチの足に噛みついたまま死んでいるミツバチもいました。涙。


という被害はありますが、できることはもっとあったし実力不足。

言い訳ですね…



夏の暑さでのハチの減少と、

初秋の気温の高さ、花の時期、などタイミングが合わず、

夏の立て直しに時間がかかってしまいました。

秋のはちみつは溜まってきてましたが、

立て直しを優先しました…

ご予約もいただいておりましたが、本当に申し訳ありません。



私たちもまたたくさん勉強させていただきました。

生き物と仕事をすることに日々難しさを感じますが、

人主体だけにならないやり方で、

どうにかがんばっていきたいなと思います。

いつも、ブログを見てくださったり、メールをくださるみなさま。

本当に励みになります。ありがとうございます。

未熟な私たちですが、また応援していただければ幸いです。



少し前より、冬のはちみつ の準備はしております。

気候や花の具合もありますのでお届けできるか、

お約束はできないですが、ブログアップしております。

よろしければご覧ください→
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by archae88 | 2013-12-02 23:00 | みつばち | Comments(0)

流れ星キャンプ

秋の分とは別に、冬から春に向けての準備をしました。

またとても環境のいい所にミツバチを置かせてもらいました。

夜、移動させて、ふと空を見上げると、

流れ星がひとつ、流れていきました。なんだか嬉しい。

お昼間は、サシバがピックィーと鳴いて、

ノグチゲラがコンコンコンコンと木をつつく音が聞こえます。

この場所で、またおいしいはちみつができますように。




そして、ハチの移動と寒気がきたときの風物詩。

そのままキャンプをしてきました。笑。

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この日は月がなくて、流れ星7つ!

これ以上見たら、運がなくなる…と思い寝ました。




朝目覚めて目の前が海ってなんて贅沢なんでしょう。

波の音と鳥の声だけ。

すぐ、浜歩きです。(という贅沢も)

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イルカンダのさや入り、見つけた♡ 高級チョコみたい。

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そして、ひとつ。やっと、やること実行しました。

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今回はペットボトルのみ限定で拾いました。90ℓ袋はすぐに満杯。

自宅へ持ち帰り、家庭ごみとしてきちんと捨てました。

(家庭ゴミで捨てる時は、ラベルとキャップをはずしてから捨てよう♪)

これから寒くなっても、また違った楽しみのある季節。

ごみ拾いもしながら、 楽しみながら、ハチの仕事がんばります。
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by archae88 | 2013-11-11 17:39 | みつばち | Comments(0)

ドラゴンフルーツの花

ドラゴンフルーツの花は夕方より咲き始めて、

翌朝にはしぼんでゆきます。

なので、

みつばちが活動を始める夜明けから、花がしぼむまでの数時間にだけ、

この花にたっくさんのみつばちが来ているのが見れます。

主に花粉を集めています。




ぶーんとやってきて、

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花の中から出てくるころには、頭まで粉っこなになってます。

みつばちは、好きな花にいる時はすっごく夢中になってます。

こんな時は、とっても近くまで近づいても気づかないくらいです。

おもしろいです。



もうさすがに今年は咲かないと思いますが・・

来年、早起きしたら観察してみるとおもしろいですよ。

なんだか、得した気がします。笑。
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by archae88 | 2013-10-15 15:02 | みつばち | Comments(0)

花粉のおだんご

花粉って食べれます。

ミツバチが足にくっつけてくる花粉は、

蜜とこねこねされてるので、ほんわり甘い。

蜂のこどものえさになるので、今では巣にたくさん入ってきています。

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先日、友人が食べてみて、

「わぁ!花粉って食べたことないけど、花粉の味するー!」

と言ってました。

うんうん、そんなかんじです。

花粉の味します。香りなのかな。

花の香りと、花粉の香りがします。

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花によって花粉の色も違います。
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by archae88 | 2013-03-15 06:47 | みつばち | Comments(0)