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アルカエの日々のこと

archae88.exblog.jp

2024年 今年もよろしくお願いします!

新年早々、ワニガメ*のアニーの身体測定と爪切りをしました。
アニーは、僕が19歳のころから今までずっと飼育しているワニガメです。
当時は甲羅が500円玉ぐらいの大きさしかないべビーサイズでしたが、あれから26年、すっかり大人になっちゃって、誰よりも長い付き合いになりました。
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体重測定。そーとー重くなってる!!娘に撮ってもらいましたが、スマホの一時的な不具合によりスクショ画像しか撮れず。

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早く撮れえええ!の笑顔(アニー、重いうえに首と甲羅で強烈に指を挟んでくる!)。アニーは水から出されて不機嫌。



体重は4年前の測定値の約8キログラムから、今回約18キログラムに増えていました!
だいぶ重くなりましたが、種としては100キログラムを超えるものもいるようなので、まだまだライト級!


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甲羅の長さは約33センチから約45センチになっていました!
大きくなったねえ!?アニー!
でもまだまだ、これも80センチ近いのがいるようなのでライト級。



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爪切り。大型犬用の爪切りで慎重に切ります。間違っても噛まれてアニーを加害者にしていはいけない。深爪して血を滲ませてしまった。ごめん。



野生下では水底を歩くときに石などで自然に研がれていく爪も、飼育下では基本的にツルツルなので研がれずに伸び続けます。
そこで、定期的に人の手で手入れをする必要があるのだけど、伸ばしすぎてしまった。あいだをあけて春ぐらいにまた切ろうね。

物心ついた時から、巨大な生きものを採る、育てることに惹かれてやまない私。
アニーとは、『ベビーサイズから育てたワニガメの大きさ大会』で世界王者を目指そうと思います!(そんな大会はたぶん無いけど)
次の身体測定も4年後に。

アニーともども今年もよろしくお願いします!



*ワニガメ
北アメリカ原産の大きなカメで、スッポン類を除いては世界最大の淡水性のカメではなかろうか。
日本では、「ペットが捨てられた巨大で危険なカメ」の話題として有名かもしれない。
実際には、原産地の生息環境の悪化などで野生の個体数の減少が危惧され、ワシントン条約などで保護されている、希少で、ものすごくかっこいいカメ。捨てるなんてとんでもない話。
今年は辰年とのことですが、アニーもどこかドラゴン感があると思いませんか?
魔法映画風に命名するなら『ミシシッピ・ロックバック種(北米大陸に棲む岩のような背を持つ巨竜)』、かなー?笑





# by archae88 | 2024-01-12 01:17 | ●日々のこと | Comments(0)

八重岳の観察会、無事終わりました!

八重岳 秋の自然観察会は無事に終了しました!
お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!
今回の観察会は、1回目の11/12の天気が雨のちくもりだったので、晴れた11/19にも2回目の観察会を催行しました。

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1回目の様子。こんな天気も楽しいもの。

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大きなお友達(大人)にも、見てもらって、ときに触ってもらいます!


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アマミトガリナナフシ。数年前、昆虫力の高い友だち(参加者の一人で当時中学生)が、ナナフシは英語でwalking stickって言うことを教えてくれました。まさに歩く枝だね!それからというもの僕はいろんな人に得意げに英名を紹介しています。笑

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みんな網さばきが上手すぎて次々と虫を持ってくるので、本当に僕の出る幕はありませんでした。。


湿った日の観察会は、カタツムリや両生類たちとの出会いが楽しいのですが、やっぱり八重岳の観察会といえば山の上の天界フィールドが醍醐味。
パリッと晴れた日に飛ぶ虫と山の景色も楽しんでほしい!と思ったのでした。
全国的に季節が急速に移ろうこの時期は、暖かかった沖縄にも冷たい北方の空気が日ごとに到着して、山は着実に冷え込んでいきます。
そんな中の暖かい日差しは、やっぱり虫たちにはたまらないようで、2回目は1回目の観察会にも増してチョウ、ガ、トンボが飛んでいました。

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2回目の様子。晴れてるから上の方まで上がってみよう!(雨や霧が出ているときもいよいよ天界な感じでとても良いけど)

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左側の下界に伊江島たっちゅーを見下ろして。

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眼下に屋我地島、はるか向こうにやんばるの山々が見える。



アルカエの自然観察会では、参加された皆さまに、本物の生きた昆虫などをありのまま感じてほしいなーと思っています。
採集禁止の種や噛んだり毒のある種は別として、現れる虫をできるだけ、採ってみたら?と子どもたちにすすめています。
君ならこの虫、どうつかむ?って、採った後も様子を見ることが多いです。
この、虫(自分以外の身近でか弱い命)に対してある程度一貫して対応を任せるのが大事と思っています。
子どもたちは意外にも?虫を弱らせたくなくて、採った後どう扱っていいか訊いてくることがあります。
ここで、例えばチョウの鱗粉の大事さとか、長いこと手で持ってると弱ることなどを人に例えて話をすると、すごくちゃんと聞いてくれます。
このとき、命に対しての死への距離みたいなものを感覚的に感じとっているのかな、と想像しています。
これ以上やると弱ってしまうなとか、逆になんで元気なんだろうとか、そういったことに関心を示すことが多いです。
こういうことは知識ではわかり得ない大事なことだと思っているので、是非肌で感じてほしいです。


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採った虫と一緒に虫カゴに入る。シンプルだけど楽しくて驚きがあります。チョウが指にとまったり顔にとまったり、好かれてる?



今回の観察会から『採った虫と一緒に入れる!巨人の虫カゴ』を設置しました!
大きなタープテントに採った虫と一緒に入るだけですけれど。笑
この試みは、虫を狭い虫カゴにずっと入れて弱らせないためだったり、虫を同じ空間で間近に観察することができるからだったり、自分が採った今日一の虫をみんなで一緒に観察できるからだったりと、いつもは逃げていってしまう虫と同じ空間で過ごすひとときがあってもいいな、むしろ虫カゴに入りたいな!と思ったのがきっかけで企画したもので、是非ともみんなで体験したいことでした。
セキュリティーが甘い!(隙間から逃げられる)とのクレームが数件寄せられましたが、好評でした!(その後、妻の正しい構造理解によりクレームは大きく改善されました)
観察できたら、みんなで、ありがとう!ってテントから逃がします。


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とてもきれいな蛾2種。同じ仲間で、上がサツマニシキ、下がオキナワルリチラシです。まさかここでサツマニシキまでが現れるとは思っていなかったので嬉しい!2種とも蛾だけど日中に活動する昼行性で、ヒラララララとゆっくり目で飛ぶ。鳥などに食べられないよう体内に毒を具えている蛾で、派手な色やゆっくりした飛び方は自らの危険性を天敵にアピールするためだと考えられている。

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泡を吹くサツマニシキ。成虫は眼の付け根あたりから鳥などの天敵が嫌う泡を出します。オキナワルリチラシも出します。試しにこっそり、ちょっと舐めてみましたが、苦かったです(味ではそんなでもお腹の中で分解されて毒が強まって人でもダメージ、とかの可能性もないとはいえないので、真似しないでくださいね!)。


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裏面もすごくきれい!上オキナワルリチラシ、下サツマニシキ。


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なんとwalking stickの彼が、ナガサキアゲハの『有尾型』を採ってくれました!僕は初めて見ました!ナガサキアゲハの通常の個体は尾状突起(写真の翅のうしろにニョーンと伸びている部分)が無い無尾型なのですが、まれにメスの中に写真の個体のように有る個体が現れます。これを有尾型といいますが、めったにお目にかかれません!採ってくれてありがとう!


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秋になると、北風に乗って本土や朝鮮半島などから大移動してきたチョウが沖縄にたどり着きます!そんなチョウのうちの2種、上アカタテハ、下ヒメアカタテハです。ヒメアカタテハは山の上の方だけに現れた。みんな、こんな素早いチョウでもなんなく採るから、僕の出番はもう本当に無い!


コロナの影響でこの3年ぐらいできていなかった観察会ですが、久しぶりに来てくれる子やお会いする親御さんもいて、その元気なようす、子の成長した姿に、なんだかとっても感動してしまいました。
初めてお会いする方も、こうした機会に足を運んでくださるということは、自然を感じたいお気持ちがあると思うので、自然を楽しむ引き出しが増えるきっかけになるといいな、なんて思います。

来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。
また来年も開催しますので、是非遊びに来てくださいね!

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みんなで全力やっほーしました!今回の観察会で一番盛り上がりました。笑


# by archae88 | 2023-11-24 08:33 | ●自然観察会 | Comments(0)

2023 秋の自然観察会

長いあいだコロナの影響で開催を控えていましたが、ひさしぶりに自然観察会(昆虫観察会)を開催したいと思います。
11/12(日)に本部町の八重岳ベーカリーさんの敷地内で開催を予定しています。
涼しくて虫採りするにはちょうど良い時期。
小さい秋、一緒に探しましょう!

画像は『渡り』をすることでも有名なアサギマダラです。
秋になると、本土などを起点に、台湾や中国などに向けて1000キロ、ときに2000キロを超える旅をします。
その長旅の途中、沖縄に立ち寄る個体が多く確認されます。
観察会の時にも会えたらいいですね!

●お申込みはお電話またはメールにて受付。


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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●日にち :11/12(日)
●時間 :13時半〜17時(13時集合)
●場所 :八重岳ベーカリー敷地内(本部町字伊豆味1254)
●参加費 :大人¥2500
子供¥1500 (5歳〜小学生まで)
●ガイド : 名嘉猛留(なかたける)
*八重岳ベーカリーのパンとクッキーのおみやげ付きです!
*4歳以下の子供は保険料込み¥500(おみやげはパンのみ)
*子供2人目からは保険料込み¥500(おみやげはパンのみ)

◆申し込み・問い合わせ先
090-9783-6862(名嘉)
archaehoney@gmail.com
電話またはメールにて受付
アルカエFBページのメッセージでも受付可。
*お申し込みは、保険加入がありますので、
参加者全員のお名前(ふりがな)・性別・生年月日・住所・電話番号をご記入願います。


◆ガイドプロフィール
archae アルカエ代表 名嘉猛留(なかたける)
1978年沖縄生まれ沖縄育ち。好きな虫はアリとサシガメ。
動物調査業の傍ら、新種や新記録の虫を見つけ発表している。自然観察会などの環境教育も毎年続けている。
沖縄昆虫同好会、日本半翅類学会、日本蟻類研究会会員など
*2017年3月14日、発見した新種のサシガメ(カメムシ)が沖縄タイムス一面にて掲載される。国立科学博物館の発行する科学雑誌『milsil』2017年5月号にも掲載。
*2018年7月23日付けで、発見した新種の洞窟性アリの論文が出版され、全国各紙にて取り上げられる。
*2019年3月29日付、発見した日本初記録種のハチが琉球新報にて掲載される。
*2019年8月9日付、発見した日本初記録種のハサミムシが琉球新報にて掲載される。
*2020年2月10日付、見つけた新種の洞窟性アリが環境省より国内希少野生動植物種に指定される。
(2020年3月12日付けで沖縄タイムスでも掲載)
九州大学総合研究博物館協力研究員/環境省希少野生動植物種保存推進員
ほか



# by archae88 | 2023-10-23 08:25 | ●自然観察会 | Comments(0)

メロンマイマイ

春に沖永良部島(沖縄本島より上、奄美大島より下にある島。鹿児島県に属する)にアリのサンプリングに行ってきました。


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沖永良部島へは飛行機でも行けますが、船で、得意のAラインで行ってきました。
今までにも奄美大島やトカラ列島に連れていってくれた安定の船です。


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沖永良部島。
島の北西部にあった灯台(ヤゴニヤ埼灯台)。
絵にかいたような灯台で、つい見とれてしまった。きれい。



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岬の遊歩道。
キラキラ光るすじはカタツムリの通った跡。体から出る粘液が乾燥して虹色の足跡になる。


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引き返しているのが良いなー!笑



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島の随所に湧水があって、地下水が豊富なのは伺えるのですが、地表を流れる良い感じの流水を見つけるのは手こずりました!
そういうところに目当てのアリがいるので、時間もあまり余裕のない中、原付で奔走しました。

あらかじめ地形図や空中写真でチェックしていた場所や、現場で良い雰囲気と感じた場所まで原付を走らせては、あとはひたすら歩いて確認の繰り返し。
山の小道も右に行くべきか左に行くべきか。

結局、森の中に小さな流水を見つけて、無事にサンプリングできました。
良い場所を見つけて、目当ての虫が採れた時の充足感ときたら。。!

そして、前回の渡嘉敷島アリ調査の時もそうでしたが、今回も見つけて一番おどろいたのはアリ以外の生きものでした。


夜、無事にサンプリングを終え、何気なく林縁の地表に積もった落ち葉を見ていたら、派手な体色と殻の模様をしたすごいカタツムリが歩いているではありませんか!


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エラブマイマイ(*)。なんというか、すごい。すごく鮮やかですごい!こんなマイマイがいたんですねー!



この時の観察では、シュリマイマイ類15匹に対して1匹ぐらいの割合でエラブマイマイが混じっているような状況でした。
多くもないけど少なくもないような印象。

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こちらはあちこちに普通にいたシュリマイマイ類。観察中、エラブマイマイと一緒に歩いてもいた。大きさやシルエットが互いによく似ているが分類上の所属は別。



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エラブマイマイ!まったく予備知識なしで発見したので、最初シュリマイマイ類の突然変異個体かと思いました。。



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瑞々しいメロンみたいで何ともすてき。
個人的には、アオミオカタニシ(*)の鮮やかさに追随する琉球陸貝界の新星、スゴミメロンマイマイ。


やっぱりエラブマイマイで。



*エラブマイマイ
沖永良部島のみに生息する固有種のカタツムリ。
殻の直径は3~4㎝ぐらいで、明るいオレンジ色の体色が目を引く。
良い感じの森林にすみ、各開発工事で生息地とともに個体数が減少し、環境省と鹿児島県が絶滅危惧種に指定している。
今回の観察では、たまたま本種にとって数少ない生息地だったようで、夜間に落ち葉の上を這う個体がいくつも見られた。
当初、化石で新種記載され、およそ70年後の1970年代になって生きた姿が記録された経緯がある。
人が入島するずっと以前からこの島にすんでて、人が来て荒波にもまれながらもこうして健気に地面這ってて。
こういうやつ、ずっと生きててほしいですね。


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アオミオカタニシ。いわゆるカタツムリと違いタニシの仲間で、眼がつのの先でなく付け根にある。かわいい。鮮やかな翡翠色を呈すが、体が色味に寄与しているようで(青身)、殻自体は白い半透明。


# by archae88 | 2023-09-01 14:32 | ●生きもの | Comments(0)

やんばる昆虫観察会

先日、やんばる国頭村で開催された昆虫観察会に、ガイドとして参加させていただきました。
沖縄山岳会が主催する種々の生きもの観察会の昆虫版で、参加するみなさんも会員の方が主でした。


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リュウキュウルリモントンボ。見慣れていて普段あまり気に留めてなかったけど、こんなきれいな空色してるんだねー。




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こちら、何がいるかわかりますか?




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リュウキュウチクの葉に紛れるニホントビナナフシでした。




一緒に歩かせてもらってわかったのは、みなさん、虫を見つけるのが上手ということ!ほんとに早い。
僕が見つけるよりも先に、「ここにいます!」「こっちこっちー!」って、虫たちは次々と見つけられていました。
(歩きなれていて、探しなれている、さすがです。)

オキナワナガハナアブ、リュウキュウルリモントンボ、オキナワヒメハルゼミ、ニホントビナナフシ、オキナワカラスアゲハ、イワサキカレハ幼虫、カラスヤンマ、ほかにもたくさん。

初夏のやんばるは虫の影が濃いにしても、果たしてどっちがガイドなのか。笑。


一番おどろいたのが、ムシクソハムシの仲間を採って見せてくれたことでした!

ムシクソハムシの仲間は甲虫目に属する昆虫で、複数種いますが、体長は3、4ミリぐらい。
色は全身黒っぽくて、ゴツゴツした俵のような体型をしています。
葉っぱの上にいるのが目につくことがありますが、そんな見た目だから、動くならまだしもじっとしていたら、名前のとおりもうイモムシかなんかのうんこにしか見えない!


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ムシクソハムシの仲間。一見虫には見えませんが。。。
(当日の写真がなくすみません!これは別の日別の場所で撮影したもの)


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アップにするとちゃんとハムシであることがわかります。交尾中?




これをよくも虫とわかったものです!

ほかにも、キムラグモの仲間の巣穴を見つけて見せてくれた方もいて、いよいよどちらがガイドかわからなくなってきたとき、思いました。


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キムラグモ類の巣。こちらの記事も是非どうぞ。




日頃から自然の中に身をおいて、そこで出会ういろんな『なんだろう?』という気持ちに、大事に器用にしおりをされてるんだなーと。
ひとたび山に戻れば直ちにそんな気持ちに立ち戻って、いくつものしおりが一斉にONになる。
そんな風に皆さん、キラキラしていました。
(これは。やっぱり良いモノをお持ち…!)


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学研の昆虫図鑑LIVEに載っている虫はすべて生きている状態の写真なので、現場で虫の説明をするのにとても伝わりやすい。ちゃっかり自分で撮った写真を自慢しつつ!




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今回、環境省希少野生動植物種保存推進員の活動の一環として、身近な昆虫の魅力を少しでもお伝えしようと思っていましたが、じつはさらなる目的に、『要注意な外来種の動向』と『要注目な絶滅危惧種の動向』について、沖縄山岳会のみなさんと情報を共有したいなー、とも思っていました。

沖縄山岳会のみなさんは、同好の士と一緒に山に入り、聞けばあっとおどろくほど深山にまで楽しみながら行かれていて、山歩きに関して僕なんかより遥かに精通しています。
虫採りや動物観察が目的だと、そんな深くまで山に入ることはかえって少ないです(サッと行ける範囲で良いポイントを開拓しがち)。

でもそれはある意味盲点で、ずっと気にはなっていました。
例えば、少し前に沖縄本島で見つかった外来種のクロスズメバチは、発見後ほとんど見かけませんが、じつはなかなか人が行かないようなやんばるの奥地に人知れず侵入して増えていたりして…とか、そうした場所にこそ絶滅危惧種のヤンバルテナガコガネをこっそり採っちゃおうとライトトラップが仕掛けられていたりして…とか。

やんばるを少し知った気になっていたけど、全然知らないな…と、どこか焦っていました。


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2021年に沖縄本島で見つかった外来種と見られるクロスズメバチ。おとなり奄美大島の在来種アマミクロスズメバチに比べると色鮮やかでとてもきれい。



そんな中、縁あって良くしてくださっている沖縄山岳会のメンバーの方にガイドの件で声をかけていただき、その活動内容の一端を聞かされ、これは、僕の知らないやんばるを教えていただくチャンスかもしれない、思ったのでした。

観察会をとおして、さきほどの外来種や絶滅危惧種などの特徴をお知らせし、少しでも気に留めておいていただいて、山歩きの際に見かけたらお知らせいただく、というような算段です。
本土の「クマ出没情報」のような。

もちろん、あくまで山歩きの楽しみの延長として、活動のお邪魔にならない気軽な範囲でお願いできないかしら、と思っていました。

そして、いざ観察会で、出会う虫に対する皆さんの姿勢を目の当たりにして、やっぱり良いしおりをお持ちだなーと嬉しくなった次第でした。
このしおりこそが、良い虫・目当ての虫との出会いに直結すると、僕は体験的に確信していて、できるだけ24時間ONにしようと、そしてすぐに行動に移せるようにと常に首に吸虫管を下げているのでした。

『自然を楽しむ人、みんなで自然をまもる』、なんて言うと大仰ですが、せっかく情報共有しやすい時代ですから、そうしたみんなで横断的な情報共有がゆるく楽しく継続的にできたらなーなんて思います。

またの観察会が楽しみです。
沖縄山岳会の皆さん、ありがとうございました!











# by archae88 | 2023-07-05 08:27 | ●自然観察会 | Comments(0)