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アルカエの日々のこと

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森を照らす灯り

電照菊です。森を照らしていました。

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遠くから見ると、イルミネーションのようできれいですね。







比較的、波長の長い光が使われているので、

虫たちは、あまり寄せられないようですが。

以前、自宅の庭に巣箱を置いていたことがあります。

気遣って、庭や玄関先の灯りは消していたけれど、

ふと見ると、玄関のドアにずっとぶつかって

狂い飛んでいるハチが数匹いました。

家の中に入ってしまって、電気の周りを飛び続けているのもいました。

隣接して、巣箱がたくさん並んでいても、

自分のおうちを間違えずに帰ることができる、かしこいミツバチです。

生き物にとって、光がどれほど大事なものか痛感しました。

わずかな灯りにも寄せられているのを見て以来、

電照菊の灯りも懸念するようになりました。

食べるものではないから、農薬もたくさん使っているそうです。




電照菊は、人の都合に合わせて、

開花時期を調整するために作られた栽培法です。

一帯が電照菊畑になっていて、

夜でも森が煌々としていた。


電照菊畑を走りながら、夫が言いました。

人が暮らす街があるように、

全く光の無い、生き物が主役の暗く深い森も残しておくべきだよね。





美しいと思う光景が、ほんとうに美しいのか、なんて考えないけど、

たまに、他の生き物の立場になって見てみると、

少し感じ方が違ってくるのかもしれないな、と思いました。
by archae88 | 2013-02-16 01:48 | 生き物 | Comments(0)
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