
発芽実験前の8代目ピンクモダマ(マメ科の植物の種子)。
あれから何回失敗した?
あれ↓。名前の由来はピンクモダマ 前半(1/2)の投稿内容はこちら↓
一体、何個のピンクモダマをダメにしたかな。
7個?

成長中の8代目(2014年6月)
『ピンクモダマ栽培プロジェクト』に使用したピンクモダマは、8代目になりました。
どうやったらこの謎の植物を生かしきれるのか。
大胆な手法もいろいろ試してきました。
そうしていたら、手持ちのピンクモダマが無くなってしまいました。
最後の1個である8代目を使う時、当然、頭を過りました。
<これから愛でるピンクモダマが無くなってしまう…。この最後の1個ぐらいは取っておこうか?>
あまり悩みませんでした。行け行けGOGO!!おりゃー!
けれど。
いざ手元から無くなると、すぐまたあの宝石が恋しくなりました。
こうなることはわかっていたのかもしれません。
事前に知人から借りていたピンクモダマで、寂しさを紛らわす日々が続きました。
若い日差しもいいが、傾きかけた太陽光が照らすピンクモダマは、何とも言えない深い赤色を放つ。
人の物とはいえ、ため息がもれるほど美しい。
新たなmyピンクモダマを求めて、台風真っただ中に嬉々として浜辺を探しても、見つからない。
下からの照り返しで目も開けられないほどの炎天下の浜を、よろよろと探しても、得られず。
ついつい、借り物のピンクモダマを外に連れ出しては、美しさのあまり感嘆する日々。
やがて、
<これの持ち主はもう貸したことを忘れているんじゃないか?これはもう自分のものでいいんじゃないか?>
という気持ちに支配されるようになりました。
そしていつしか、
ピンクモダマのことを<マイプレシャス>と呼ぶようになっていました。
(ロードオブザリングを観ていない方、意味わからなくてすみません!)
※後日、一応持ち主に確認したら、「本気で言ってます?」と怒られました(笑)
(とにかくなんか好きなんです。。ピンクモダマが。。。こういった『なにかに目がなくなる』症状は、考えてみれば僕は幼少期からありました)
そんなゴラム的執着をよそに、8代目の栽培もまた試練の連続でした。
これまでの、7代目までの「こうなったら枯れた」が、「こうしたら生きる」になります。
付かず、離れず。でも手間は惜しむな。
枯れたっていい。だけど絶対枯らすな。
そうやって、ずっと向き合ってきました。そうしたら、ほら。

巻きつかせた木の梢に出てきた8代目の蔓の先。ここまで大きく成長したのは初めて!
もうすぐ、植え付けから丸一年。
今までのような、「生きている」じゃない、生かしている。
そんな気になってしまった。
やっと、お前の手を引けたかな?嬉しいな。
行け!