暖かくなってきました!
こんな日はハチたち、騒がしく飛び交っているだろうな。
そわそわしながら内検に行ったら、春を感じさせる物と音を見つけました。

いつの間にか大きな無駄巣ができていました。

今の巣のままでは卵を産むスペースが足りない!と、みつばちが自分たちで巣を増築していました。
巣を増築するには多くのエネルギー(はちみつと花粉)と蜂手(内勤バチ)が必要ですから、これができるのは日長、開花、気温が変化してきた証です。
つまり、咲いている花が増えてきて気温も暖かく活動しやすくなり、みつばちたちが繁殖期に入って増えてきているわけです。

新しい女王蜂も羽化していました。真ん中にいるおなかに縞模様がない大きなハチが女王です。
新しい女王は「ウェーンウェーンウェンウェン...」と盛んに鳴きます。
だからどこにいるのかすぐにわかります。
新女王をよく見ると、翅を小刻みに震わせてお腹にあてています。この振動で鳴き声の音を出しているのです。
この音を、働き蜂やまだ出てきていない女王に伝えることで、自分がすでにこの巣で生まれていることをアピールして、この巣は私が女王をやる!と、他の女王を牽制する狙いがあります。
でも、春は妄想も繁殖期です。
死ぬまでの一生を、子を産むためだけに捧げる女王としてのさだめを生まれながらに悟った若い娘が、産声にしてすでに一生分の泣きごとを込めながら孤高たる女王に変貌していく様にも聞こえてきます。
実際、このまま放っておくと女王同士の殺し合いが始まり、生き残ればダイエットをして大空に交尾をしに飛び立つ試練が待っています。
うまく交尾が済めば、あとはひたすら子を産み続けます。
女王とは言うけれども、女王蜂は子を産む役割を担っている有殖虫に過ぎません。
子を生むことだけに専念させるために周りの働き蜂は世話をしますし、子の産みが悪くなればその働き蜂によって生きたまま巣から追放されます。
この無駄のない生き方にあこがれも抱く一方、人でよかったと、どこか安心もしてしまうのです。
特に雄バチなんて...。みつばちの世界を擬人化したらすごそうです。
みつばちに限らず、飼育している生き物が餌を食べたり繁殖したりするのは本当に嬉しい。
夜も朝もなくかけた愛情という名の手間が間違いじゃなかった、応えてくれたって思えて、おなかいっぱいな気持ちになります。
なんか、今年は野花の咲き具合が良さそう。感覚だけど。
春のはちみつの収穫に向けて、ハチたちと気合入れてきます!

庭のメイフラワーに訪れたみつばち。うちではなく誰かが飼っているもふもふです。
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