沖縄は梅雨も明け、生き物たちの気配がますます濃くなって、もうわくわくし放題ですね!
いつもなら、そんな生きものたちを観察しに、初夏の観察会を開催しているところですが、今年はコロナのこともあって、みんなで集まってなにかをするのがちょっとむずかしい状況です。
その分、たまっていた虫の勉強・研究に時間をあてています。
次回みなさまとお会いするときに、紹介できたらなとウヒっとしています。
世の中の状況によりますが、秋ぐらいに観察会が開催できればと思います。
それと、今季のはちみつですが、なんと収穫を控えることになりました。
蜜は少しは溜まっているのですが、来季の収穫のために絞らず、全部ハチたちにもたせることにしました。
蜜の入りがよくなかった原因としては、周辺環境の変化で蜜源となる花が生えている場所が減ったことや、周辺に分布する養蜂家(ミツバチ)の増加などが考えられます。
アルカエのはちみつを待っていてくださったみなさま、秋にたくさん収穫できるよう今から頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
灯標とアジサシ。
写真は、先日の万座毛。
この時期、海の灯標(船にサンゴ礁や岩などの存在を知らせる塔みたいなやつ)なんかをよく見てみるとアジサシという海鳥の仲間がとまっているのが観察できます。
何羽かでとまって休んでいたり、飛び立って小魚を採りに海にダイブしに行ったり(水に飛び込んで餌である小魚を直接捕えます。群れでやる様は圧巻です!)。
灯標はふかせ釣りのポイントにちょうど良さそうなところに立っていることが多く、アジサシたちにとっても採餌場に近い休息の場として機能していそう。
ついつい、そうやってぼーっと眺めてみたり。
ちょっと荒っぽくほっぺたを撫でまわすかーちぺー(夏至南風)と、ふいに「ギリッ、ギリッ」って鳴き声とともに頭上を通過していくエリグロアジサシ。
帽子をかぶっている人は、見上げないほうがいいかもしれません。
だいたい帽子は飛ばされてしまうはず。
アジサシといえば、そんな夏な風景。