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アルカエの日々のこと

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北大東島

アリの調査で北大東島に行ってきました。
目当てのアリには出会えませんでしたが、いろいろ勉強になりました!(本音はアリが見れなくて引きこもりたいぐらい悔しいです)

大東島は海洋島なので、これまでの歴史の中で大陸とつながったことが無く、島の陸地ももともとは海底だったので、現在島に生息しているアリの100%が言うなれば外来種のアリです。
海岸への漂着物や人間の活動に随伴して島外より侵入したと考えられています。

とはいえ今年や去年の話ではないので、大東島で固有種となっている珍しいアリもいます。
そのアリのことを調査して保護に役立つ基礎的なデータを集めたかったのですが、ダメだったのでしたー!!

もちろん探索不足で発見できていないだけかもしれませんが、島のあちこちでかなりの高密度で見つかるツヤオオズアリという生命力の強い外来アリの存在が気になります。
それとススキに多いルリアリも。
これらのアリが以前と比べて蔓延るあまり、固有種のアリの方は圧迫されて数を減らしているのかもしれません。

次は一層力を尽くして南大東島を調査してみたいと思います。


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島の一角に持ち込まれ謳歌しているサボテン。


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動物に食べられて種を運ばせたい植物の実はだいたい人も食べやすい造りだけど、こいつはそれに頼っていないのかな。鳥かな?先端付近にあるトゲがしょーもない見た目ながら指によく刺さる。味も若いすももみたいで甘くないけど、なんかおいしい。ドラゴンフルーツのような赤い汁に食べた指が染まる。



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宿の共用風呂場の扇風機。今まで見た中で最もペラの露出度が高く、背の高い一見さんは危ないかも。




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クワの実は枝を手繰ってダイレクトに食べるともっとおいしいと気づいた45の春。



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かつて採掘されていたというリン鉱石が道端に露頭している。肥料の原料となるリン鉱石は、1950年頃まで採掘されていたらしく、今では当時の面影が遺構として保存されている。リン鉱石は、もともとはアホウドリやアジサシといった海鳥のふんが発端で、ふんに含まれるリン酸と、島を形成する炭酸石灰が結合・堆積してできたものらしい。はるか大昔、今からは想像もつかない海鳥たちの楽園がここにあったということ。


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ハマイヌビワの実。潮風と貧栄養に強く海辺でよく目につく。実つきのよい株はハッとする可憐さ。



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ダイトウワダン
豆腐とあえるととても美味しいニガナの変種(同種だけど形が変わってて区別できるやつ)で、南北大東島に固有とされる。食べてみたいー。



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クチナシがもう咲いてる。ホソヒラタアブが来ている。雨上がりの神社で境内までの参道が、甘い香りと優しさに包まれている。




ダイトウメジロは大東諸島の固有亜種で、島のあちこちで姿や鳴き声が観察される。沖縄本島のメジロと比べるとあまり人を恐れず、1メートルぐらいまで寄っても首をかしげるだけで逃げない。
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子育ての真っ最中らしく、親鳥たちが餌捕りに奔走している。親鳥が餌を持って巣に戻ると、雛たちは精一杯鳴いてねだるため、森のなか耳を済ましていると、遠近様々な場所から雛たちの「チーチーチー!」の声がして、なんとも言えない愛らしさと、親鳥たちの仕事の大変さが伺える。



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オガサワラヤモリ。この50年ほどの間に、人為的な持ち込みによって琉球諸島に移入されたとされるヤモリで、海岸でよく見つかる。ぷるんとした質感と大胆な模様で、個人的に好きなヤモリ。メスのみで増えオスがいないという、どこか掴みどころのないようなところも良い。大東島は固有のクローン個体群がいるようだけど、こいつもそうなのかな。



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宮古島から移入されたとされるミヤコヒキガエル。夜の林床に少なくない。



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洞窟の入口にて菌にのまれしクモ。野生生物の世界は厳しくも健全なんだろう。




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ホソミアダン
アダンと比べて集合している個々の実が細かく、熱帯フルーツのパラミツ感がある。
北大東島の固有種というが、あまりに分布が局地的なので、奇形な株なだけではないのかな?なんて思ってしまう。



そういえば、大東寿司食べそびれました!
あとインガンダルマも。
次の来島が待ち遠しいです。



by archae88 | 2024-03-19 02:02 | ●虫 | Comments(0)
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